【「エール」第１０７話鉄男の秘密】

　
故郷、福島へ向かった裕一と鉄男。

大歓迎をうけた２人。
「湯の町エレジー」の大ファンだという母校の校長に
校歌のお披露目会で、ぜひ講演をしてほしいと鉄男は頼まれた。

裕一ならまだしも、なぜ自分？と言う鉄男に
裕一は、何話しても良いって言ってたし！と勇気づけた。

２人で歩く故郷の懐かしい道。
どこも懐かしさでいっぱいな雰囲気がただよってた。

裕一のお母さん、菊池桃子も元気なんだね。
良かった。

良い家族だと裕一の家族に温かく迎えられて感じる鉄男。

「弟がいたよね」と言った裕一に
鉄男は、初めて子ども時代の話しをしはじめた。


そ、そ、そんな大変な子ども時代を送っていたなんて。
って、想像を絶するような思いを、きっとしてたんだろうとは思ったけど。
夜逃げして、山小屋で暮らしていた家族４人。
父親は働かず、飲んだくれ。
いつの日か、幼い弟は一人で家出をしてしまったのだという。

でも、どうしてそんなに兄を慕って仲良くしてたのに
何も言わずに弟だけで、家出したのかな？
家出、出来たのかな？？
この時代、子どもだけでも生きていけたの？？？

なんか、とっても不思議なんだけど。

と思ってるそばから、
弟らしき人と再会できそうな雰囲気。

それは、お披露目会で、とっても明るく元気なアキオの存在だった。
彼は、鉄男の話しにとても感動し
帰宅すると、自宅で営んでいる床屋の父と母と客に
今日あったことを話し始めていた。

それを聞いていたアキオの父の顔色がじょじょに変わっていく。

泉澤祐希。
この人、鉄男の弟だね、きっと。

元気で幸せに暮らしていたんだ！
どんな人生を歩んでいたのか。
明かされるのかな？
鉄男と再会きっとできるね。

そして、鉄男もきっと家族の絆を描けるような詩が
書けるようになっていくのかも。


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