【「透明なゆりかご」第1話 清原果耶ちゃん】


NHK朝ドラ「あさが来た」で
ふゆを演じた、清原果耶ちゃんが主人公の
「透明なゆりかご」
物語は、青田アオイ(清原果耶)が准看護学校に通う
17歳。
初めてのアルバイトで
産婦人科に通いだすところから始まる。
このアオイ。
少し人とのコミュニケーションが下手らしく。
人の気持ちが、よくわからないのだと
自分でも言ってる。
けれど、とても感受性の高い子だというのが
とても伝わってくる。
バイト初出勤の日
セミの脱皮を見ていて
遅刻してしまったというアオイ。
そんなアオイの話を聞くと
少し、悲しそうな顔をする
母、酒井若菜。
母は、一人でアオイを育てている。
この親子にも
何かしらの事情がありそう。
出勤初日だというのに
出産が重なり、とても忙しい産院。
アオイの初めてのしごとは、
堕胎の助手になってしまった。
てっきり、倒れちゃうのかと思ったら。
けっこう、冷静。
病院長の瀬戸康史も
感心。
つか、瀬戸康史が、産婦人科の院長なのか。。。
この病院を選んだのは、母らしい。
院長の顔の載ったパンフを見て
アオイに行くようにすすめたみたいで。
実物は、写真以上に若くてイケメンだったと言うアオイの言葉に
少し、よろめく、母、酒井若菜。
堕胎のあとに
出産がまた重なり。
同じ、分娩台なのに
堕胎のときは、とても静かだったのが
出産のときには、
夫や、上の子供も立ち会い、とても賑やか。
色んな「音」が聞こえる。
バイクで、堕胎の命のかけらを取りにやってくる
おじさんに、
「今日は、2体です」とか言って渡すアオイ。
まだ、人間の形をしていないので
気持ち悪いとか、
ショックだとか
そういう感情は、生まれなかったアオイ。
日本では、一番の死亡率の高いのが
実は、堕胎による「死」なのだと院長から教わるアオイ。
毎日、毎日。。。
そして、アオイの初出勤の日に
病院の入り口で会った、妊婦さん。
田中さん(安藤玉恵)。
未検診妊婦で
保険証も持っていなかった。
出産すると、すぐに姿を消してしまった。
生まれた赤ちゃんは、とても巨大児だったけれど
低血糖で、
手足も冷たく、
あまり泣かない。
心配になるアオイは、
つきっきりだった。
そして、田中さんが、
男性を連れてやってきたけれど
二人は、怒鳴り合っていた。
男性のほうは、子供が生まれたことも
生まれることも知らされていなかったらしく
とても怒っている。
不倫だ。
すぐにわかる。。。
それでも、アオイが、一人になった田中さんに
赤ちゃんを連れてくると、
赤ちゃんと、これから生きていくと
顔色が、みるみる明るくなり
それは、希望へと向かっているかのように
みえた。
沐浴を一緒にし。
二人で、色んな話をし。
赤ちゃんと一緒に退院していく田中さんを見送る
アオイは、とても笑顔。
一ヶ月後の
検診で会う約束をした。
けれど、
二度と二人は現れなかった。
赤ちゃんは、田中さんが授乳中にうとうとしてしまい
窒息死させてしまったのだと
ほかの看護師から聞くアオイ。
先輩看護師の
水川あさみが、
田中さんがいるころから言ってたように
また
「虐待じゃなきゃいいけど・・・」
と言う。。。。。。
「命」
小さな命。
命のかけら。。。
うまれた命が、育って
大人になっていくのは、
簡単なことではないのだ。
同じ生命をもらいながらも
すぐに生きることを許されない命もある。。。
透明のゆりかごならぬ
その透明感のある清原果耶ちゃんの演技と
存在感が、とてもまぶしい。
もう、子役から、ずっと演じてきてるような
貫禄さえある感じがする。
とても貴重な逸材な10代の女優さんだ。
だから、安売りしないのかもね。
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