【「わたしを離さないで」最終回 救いようのない最終回】



今度は、恭子(綾瀬はるか)が、
トモに「わたしを離さないで」を言った。
3回めのトモ(三浦春馬)の「提供」は肝臓だったみたいで。
ほとんどが、3度めの提供をすると
「終わる」のだという。
助かったとしても、自力では動くことができなくなる。
そりゃそうだろーー;
友彦が手術室に運ばれていくとき、
この人も、美和(水川あさみ)と同じように
帰りには、布をかぶされ、ストレッチャーに乗せられてくるんだろうなと
思った。
で、この「提供者」たちっていうのは、
お葬式もしてもらえない立場なのか。。と、漠然とした疑問を持ったとき
恭子が、トモを火葬の扉に入れてたみたいだった。
それも介護人の仕事なんだ。
「死」を「終わり」という言い方をして。
何か、救いがあるのか、希望があるのかと
頑張って最終回まで見続けたけど。
要するに、それをしようと運動した恵美子先生(麻生祐未)の
夢はかなわなく、世界は、簡単じゃなかったってことだし。
龍子先生(伊藤歩)に、再会した恭子は
トモを連れて、龍子先生が招待した、サッカーの試合を
見に行くけど。
そこでの出会いは、過去に「解体」されてしまった少年の
心臓を提供してもらったことで、
元気にサッカーをしている子どもと、
その話を龍子先生から聞いた提供を受けた少年が
自分の子どもに、提供者の名前をつけたってこと。
龍子先生も、「提供者」たちを、救うために
執筆したり取材したり、運動をしていたけれど
結局は、出会いはあったけど、そこまで動かせなかったってこと。
なんだかな・・・。
で、
そんな「提供者」たちにも
「生まれてきてありがとう」という言葉を、心の底からかけて。
生きることの意味は、あるのだと。?
どうして、同級生たちが、次々「終了」を迎えた今でも、
恭子だけが、ずっと一度も、「提供」を受けずにいられたのか。
それは、恵美子先生とマダムさんが運動して
働きかけていた、芸術を認められた恭子だったからなのか。
そこも、明らかには、ならなかったし。
マダムさんなんか、最終回、出てこなかったし。
恵美子先生が、脳のレントゲン写真を
医者に見せられながら
「提供」を受けませんか?と聞いたときは、
恵美子先生が、思わず笑ってしまったように
こっちも、笑えたけど、
それは、救いようのない笑いだよね。
本当に、何を伝えたかったのか。
クローンであろうと、なんだろうと、
生きてきたことには、感謝なのだ。と?
最後の最後まで気分悪いドラマだったな。
キャストが良かっただけに、残念すぎ。

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