【「いつか陽のあたる場所で」第1話感想レビュー&視聴率】


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かなり原作に近い描き方で、違和感なく、というより
谷中の風景、芭子(上戸彩)の、これから住む祖母が住んでいた
日本家屋の下町の古い雰囲気、商店街の町並み、
すべてが、原作を読んでて、思い描いたそれと全くイメージどおりで
逆に驚く。
綾香 (飯島直子)は、原作よりも、かなりキレイで
私の思い描いていたイメージでは、もっとガサツで
小太りな感じで、明るくて、温かいけどそれでいて、心の奥底に強いものをもってて
見た目は、30代でも、かなり中年化した雰囲気の、オバサン。
飯島直子は、できすぎ。
芭子は、昏睡強盗で7年の刑期を終えて出所。
老舗和菓子屋の実家とは縁を切られた。
出所後、会いにやってきた弟、尚之(大東駿介)から
自分は結婚するので、兄弟はいないと
相手の家には伝えてあるので、
戸籍を抜くように言いにやってきたのだ。
冷たいようでいて、実は、家族たちも、とても苦しんでいたのだと
後から知った芭子。
弟から、芭子の私物が送られ、一緒に入っていた手紙。
原作でも、号泣しちゃったんだけど、
知ってても、なお、ジーーーーんときてしまった。
1話目なので、二人の犯した罪と
どうやって過去と向かいあうか、
家族がわからの描かれ方なんかも、映像ならではの見せ場もあって
とても内容の濃い1話だった。
警察官や、パトカーのサイレンに怯える芭子に、
鈍感にも、しつこくつきまとうお巡りさん、高木聖大(ジャルジャル福徳秀介)が
ちょっと控えめな感じだったけど。
なんといっても、ドラマ化の見所は、
原作にはない出演者、岩瀬圭太(斎藤工)だよね~
コンビニ店員で、実は大道芸人?
で、芭子の恋人になる?
どんな展開が待っているのか、ちょっと楽しみ、
恋人なんて、とてもじゃないけど
作る心の余裕なんて、なかった原作を、どう心開いた芭子に
描かれていくのか。
アヤさんの、グチも言わずに、罵倒されながらも
必死にくらいついて、パンやの仕事を
めちゃ頑張ってる姿は、感動的なんだけど、
それを、すっごくうまく飯島直子が表現していて
とても、とても、楽しみな今クールのドラマだ。
【視聴率】
第1話 7,4%
| いつか陽のあたる場所で(斎藤工)
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