【ちゃめのドラマっとコラム「七人の敵がいる!」】



大好きな斎藤工さんが、ドラマのエンディングを歌うということで
録画をはじめた昼ドラ「七人の敵がいる」
昼ドラというと、昼メロと昔はよばれ、
よろめき恋愛ドラマみたいなイメージを持っていた私。
そうそう!ずっと前にはやった「真珠婦人」とか!
ま、それしか浮かばない私は、昼ドラを、見ることはなかったのですが。
この「七人の敵がいる」を、毎日毎日、30分月曜~金曜まで
4月から始まって、いま40話くらいかな。
最初は、PTAの奮闘記って、小学校にあがった息子の
保護者会に出席した、主人公の山田陽子(真琴つばさ)が
有名ファッション雑誌の編集長というキャリアを持つ仕事人間で
仕事と同じ感覚で、学校の中でも、テキパキと仕事を割り振り
自分は、余計な時間は、学校行事には割くことができない!とハッキリ言い
まずは、クラスの保護者に反感をかってしまうというところから始まる。
同じパターンで、これ、毎日、続くのかと思いきや、
おとなしい消極的な性格で、陽子が何でも思ったことをズバズバ言い
人から、どう思われようが、自分を強くもっている姿に憧れ
私のヒーローだと、一方的に慕いだす村辺久美 (小林綾子)。
通称ムラコ。
このムラコさんも、最初のうちは、
何をやっても、ダメダメで、夫にも、自分の意見を言えなかったのが、
陽子とともに、動くことで、少しづつ変化し、
また、ムラコの変化で、陽子も、少しづつ変わっていくのだ。
二人をとりまくPTAの面々も、個性的。
市会議員の妻で、超セレブの葉山まどか(有森也実)。
温厚で優しく、みんなから慕われ、料理もフラワーアレンジメントも
ピアノも、なんでも出来て、教えることが出来て美人。
が、しかし、こっそり、ムラコをワケあって、いじめ続けていたのだ。
まどかの取り巻きの二人の一人は、あるキッカケで
陽子に心を開くようになり、それまでとは態度が一転、陽子に
こっそりアドバイスをしてさしあげたりするのだ。
そして、なんといっても、濃いのが、PTA会長の上条さん(小林幸子)
娘を病気で失った過去があり、それから、黒い服しか着ないのだそうだ。
なんでも、官僚づとめをしていたキャリアウーマンだったけれど
子供の看護のために、仕事をやめた過去を持っている。
それゆえに、仕事に忙殺されて、子供のことがおろそかになっているのでは!と
陽子に、厳しくあたる。
大きなお世話で、あまりに、他人の家庭に踏み込みすぎ!
って、思ういっぽうで、
それくらいの、先の先の先を考えての、人への思いやりの深さも
あったりするのだ。
でも、実は、その上条さんも、家を出て、ぼろぼろの昭和な
演歌に出てきそうな部屋に住んでいた。というのが、
ここ最近、判明したのだよ!
それを、暴いたのは、葉山の夫。
これがね・・・・
第35話までを、田宮五郎さんが演じていて、
すっごいパロディーっぽいんだけど、重々しさがあって
絶対に、これ、田宮二朗を彷彿させるように演出してるだろ!!!と
思わせるシーンが、すっごくオモシロかったのだ。
実は、田宮五郎さん、4月12日に、くも膜下出血で大手術を受け
昏睡状態が続いて生死をさまようほどの重症だったのだそう。
一命は、とりとめたものの、兄で俳優の柴田光太郎氏が
昏睡状態の時期にも撮影があったため、急遽、降板を告げたのだそうだ。
36話から、葉山家が描かれることも多くなり
二人目を身ごもった、まどかさんに、夫が酷いことを言ったり
まどかさんが家出をしたりと、すったもんだするのだが、
これ、田宮五郎さんで見たかったな><。。
と、残念でならない。
舞台は、学校だけでなく、地域にもおよび、自治会が出てきて
自治会のお年寄りたちとの交流がメンドウな中から始まったものの
それも、結果的には、PTA活動とうまく繋がり、協力し
助けられ、編集という大変な仕事のトップにいるにも関わらず
頑張りすぎながらも、たくさんの人たちが、頑張る陽子を
まっすぐな陽子を助けて、迷いながらも、色んな障害を越えていくという
なんとも、明るい話なのだ。
しかし、明るいだけではない。
陽子にも、つらい過去があったのだという衝撃の展開が
ちょうどGWのあたりに明かされた。
そこだけ見た人は、きっと、なんて暗い昼メロらしい昼メロなんだろう、
と思ったに違いない。
陽子の息子、陽介は、陽子の夫である信介(合田雅吏)の
元婚約者で、陽子の従姉で大親友だったヒナタとの子供だったのだ@@;
で、なんでなんでなんで????
子供のころから心臓が弱かったヒナタだったけれど、
どうして、ヒナタが亡くなったあとに、百歩譲って、息子を
かわりに育てたことは納得できても、
なんで、その相手の信介と、結婚して、家族になっているのだ!????
と、いう疑問も、ちゃんと納得いくように描かれ、
それにまつわる様々な人たちも、登場してくる。
絶対に、出演している主人公である真琴つばささんは、
この撮影は、ものすごいハードだろうな・・・と思うけど
あの宝塚っっぽいアクセントのデカい声で舞台ばりに
大げさに話すセリフといい、
絶対に諦めない!という、ヒナタの分も、二人分生きているんだ!という
強く、明るい、その姿が、本当に、元気と勇気を与えてくれるのだ。
今月で終わってしまうかと思うと、ガックリ気が抜けそうな気がする。
肝心な斎藤工さんのエンディングはというと
ドラマが終わって、CMはさんでの、予告の映像とセリフ、
提供とかぶりながら、かかるので、ほとんどサビのところだけしか
聞こえないのだけれど。
斎藤工さんがエンディングを歌うっていう話題がなければ
絶対に見なかった昼メロだったと思うので。
とても、ステキなドラマを見せてくれて
本当に感謝です。
そして、田宮五郎さん、一日も早い回復をいのっています。
また、ぜひ、ドラマに戻ってきてください。
「俳優になるのなら、人間力を知ってからなれ」と父上に言われ
ほかの職業を経験していただけあって、
その存在感は、特別なものがあります。
田宮次郎さんに瓜二つなだけに、それを逆手に取るような
今回のようなドラマが演じられると思います。
楽しみにしています。
そして、そして、真琴つばささん。
長い長いドラマ撮影、初のドラマ主演。
楽しませてくれて、ありがとう。
って、まだ終わってないか。
残りももちろん録画して、見逃しませんよ!!
ぼくらの笑顔ぉおは~♪
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