【「透明なゆりかご」第9話 10才の女児 性的暴力】

衝撃的な内容だった。。。
胸が苦しくなった。
被害にあう少女を演じた亜美ちゃん。
根本真陽ちゃんの演技力のすごさに圧倒されて
さらに引き込まれて、
よけいに辛かった。
この子を見たのは、やっぱりNHKのドラマだったかな・・・
由比産婦人科医にかかってきた1本の電話。
由比先生(瀬戸康史)の話しているそぶりから
電話口の女性の子供が、どうやら性被害にあったようで
これから連れてくるというものだった。
着衣はそのままで、
上からコートか何かをかけて連れてくるようにと言う由比先生。
そして、何より、診察にあたる医師が
男である自分ではよくないと
来てくれる女医さんを探す。
こういうところも、とても気遣いがあって
本当に患者の
相手の気持ちに寄り添う人として素晴らしいな、と感じる由比先生。
結局、なかなか女医さん見つからず
やってきた長谷川先生(原田夏希)は
由比先生の元奥さんだったらしい。
看護師長の原田美枝子は
今回のようなケースは、どんな言葉が患者を傷つけるか分からないので
ベテランである自分と紗也子(水川あさみ)の二人が受け持つので
アオイ(清原果耶)には、患者と接触しないようにと言われる。
やってきた、被害者の女児は
アオイと図書館で出会った少女、アミちゃんだったことに
アオイは、ショックを受ける。。
そして、自分を責めた。
自分は、人の気持ちがわからなすぎるから
もし、あのとき、他の人だったら
アミちゃんの異変に気がついてあげられたのではないか。。。と。。。
そんな。。。
そんなの、誰だって、無理だよ。
だいち、母親だって、気づいてなかったんだし。
少女と、男性は、スタッフでも、
患者の家族でも、極力廊下などでも鉢合わせにならないようにと
病院側では、配慮をしていたのだけれど、
出産間近で、入院していた妊婦さんと、そのご主人が
病室から出ないでほしいと言われ激怒。
ことあるごろに、文句言ってた、そのご主人だったので、
なんだか、嫌な感じだし、
それを強要した病院側に、また何か被害が起きなければいいけど、
と、思ってた。
でも、違った。
そのご主人と、アミちゃん。
鉢合わせに、みごとになっちゃったけど。
生まれたばかりの赤ちゃんの声を聞いて、廊下に出てきた二人。
その赤ちゃんが、二人の心も、溶かした。
アオイは、男性から離すために
アミちゃんを病室につれていき
そこで、初めて会話することができた。
だけど、アミちゃん。
失声症になりかけてて。。。。
必死に、アオイに、赤ちゃんが見たいとお願いした。
それを聞いて、そのご主人も
こんな幸せは、おすそ分けしなきゃね、と、
デレデレ顔になって、
赤ちゃんをアミちゃんのところに連れて行くことを承知してくれるのだ。
そんな生まれたての赤ちゃんを見て。
「かわいい・・・・」と、涙する、アミちゃん。。。
「ここ、暑いでしょ?
赤ちゃんは、体温調節出来ないから、
部屋が暑くなってるの。」と、
お水を差し出すと、
まったく水も飲めない状態だった、アミちゃんは
水を飲み、
そして、声も出た。
それを見ていた、アミちゃんの母は、
涙、涙。。。。
外に出たいと言ったアミちゃんを
屋上に連れ出した、アオイ。
空を見上げると、
虹の雲。
「いいことがあるんだよね!」と、話しかけると、
うつむいてしまった、アミちゃん。。。。。
アオイは、自分は、人の気持ちが分からないから
アミちゃんのことも気づいてあげられなかったと、謝り、
アミちゃんの今の気持ちを教えてほしい。
と、言うと。。。。
ボロボロ泣き出す、アミちゃん。
だよね、だよね。。。。
血相かえて、やってきた、あの父親。
聞けば、お母さんの再婚相手で
とても優しくて、お母さんも幸せそうになったと話してた。
そして、長谷川先生の話では、
今回が初めてではなく
日常的に暴力をふるわれていたと診断され。。。
もう、一択しかない。
かわいそすぎる。。。
誰にも言えないでしょ、そんなの。
むごすぎる。。。
とてもじゃないけど、アミちゃんの気持ちは
想像を絶する。
ドラマなのに、真剣に考え込んでしまう。
本当に考えさせられることばかりだ。
このドラマは。。。
由比と看護師長の口から
アミちゃんの母に話し。
母親の衝撃も、これも想像を絶する。
どうして気が付かなかったんだと
やっぱり、自分を責めるだろうし。
本当に、どうして気づかなかったんだ!?と、思ってしまうし。
こういうのって、
警察に通報するってことは、
事件が公になるってことなんだよな。って
それも、考えさせられる。
どっちが被害者か、わからなくなっていく。
これから、アミちゃんとアミちゃんのお母さんは
どうやって生きていくのか、
考えだしたら、アオイのように、
苦しくなってしまう。
いやになったり、ほっぽり出したいと思ったりは。。。
しないよ。
って、アオちゃんのお母さん、
酒井若菜が、
ぎゅ~~~~~~~!!!って、
抱きしめてくれたのを見て、
見ている、こっちも
とても、あったかい気持ちになれた。
愛って、
すごい。
今回のテーマも、すごかった。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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