
しばらく間があいてしまった「チェイス」のレビュー。
とはいえ、これで何度目の視聴だか^^;
ただ、「チェイス」を見るときは、気合を入れて見ないと
ストーリーがかなり濃いし
毎回、新たな発見があるので、巻戻しながら
見たりして余計に時間がかかるのだ。
斎藤工さんが、夏にNHKのラジオで
この「チェイス」が役者人生に大きく影響を与えた作品の1つだと
仰っていたけれど。
構成の作りこみ方も、重厚に出来ているし
役者さんたちが、それをイキイキと演じている
そのへんの移入のしかたの違いが現れてる証拠だと思う。
「チェイス」第5話は、とても重要な回で、
村雲(ARATA)が、いよいよ大スキームを起こすのだ。
しかし、このスキームの裏側には、村雲の憎みながらも
愛してきたものを失う瞬間でもあり
また、
檜山基一(斎藤工)も、一瞬にして
本当は、とても愛している父親の命を自分の意志で
とめることとなる、ツライ選択でもあったのだ。
その一方で、
春馬(江口洋介)の娘、鈴子は、村雲からオンライントレードを教わり
ボロ儲けしていたが、村雲のしかけた大スキームは
檜山家の5800億円を使い、ボリビアの炭酸リチウム採掘場の株を購入。
ウォンに爆発させ、その映像を世界にニュースとして配信させるのが狙いで
一時的に株を大暴落させ、その瞬間に、
檜山正道(中村嘉葎雄)が亡くなれば
相続税が100分の1になるという膨大な計画だった。
その一瞬で、鈴子は、株の暴落時に、眠ってしまって
すべての資産を一瞬のうちに失ってしまった。
春馬は、村雲のことを記者を使って調べさせ、
元は証券会社に勤めていたことや、本名を調べ上げ、
鈴子とともに、旅行に行くついでに、
村雲の過去を調べ始めていた。
この村雲の幼少時代というのが、壮絶で。
義手になってしまった背景には、
誘拐事件に巻き込まれての事だけでなく
貧乏な生活を送りながらも、
3億という破格な値段をふっかけてきた誘拐犯の裏には
檜山の愛人という裏があったからこそだったのだ。
しかし、
しかしだよ。
おかしい。
何度見ても、おかしい。。。。
結局、檜山は、誘拐犯には3億を出すことはなく。
その頃、交番のお巡りさんだった谷山(平田満)に話を聴いている春馬。
ふと、春馬も妙な感覚を覚え、
現在は警察署長をしている谷山を訪ねたことを
泊まっていた旅館の女将が知り、
谷山は、豪勢な別荘を持っているのは袖の下をもらっているからだと
噂がたっていると話すのだった。
その別荘へと向かってみる春馬。
そこには、庭一面に咲きほこるバラ薔薇薔薇・・
水やりをしている女性。。。
餓死したと谷山から知らされた村雲の母親は
確かに生きていたのだ。
最初は、村雲少年を誘拐事件がキッカケで
この警察官と母親は、そういう関係になってったのかと思ったけど。
え、もしかして、すべてが、でっち上げで
誘拐事件そのものが仕組まれたことで
村雲の腕を落としたのも、この母親が?
え?
えええええ・・・・・。
あまりに悲しすぎる運命。
そして、谷山は、3億の身代金を檜山が出さなかったのは
本妻に、その頃、子供が出来ていたからだろう。と言ったのだ。
それが基一であり、
もしかしたら、それが、この村雲の母、文子(りりぃ)の復讐?
本当は檜山は3億は出したけれど
警官と共謀して、文子と二人で騙しとり、
息子を犠牲にしてしまった上での
豪邸での暮らし?
どこまでが、この母親がやらかしたのか・・・。
本妻の子である基一もまた、裏切りに気づき始めていた。
スキームが成功し、
父親が亡くなった悲しみも束の間、
村雲と乾杯しよう!と、なんとか苦しみから逃れようとする
とても正直な面を持った若社長。
斎藤工さんが、とてもステキに演じていると思う。
脚本に惚れこんで、自分から、檜山基一を作りこんでいったというのが
よくよく出てるのが、この回だと思う。
カオリ(麻生久美子)の動きが怪しいことに
やっと気づいた基一。
同時に、自分の口座にネットアクセスがエラーになり
アクセスできずに、電話で「なぜ本人なのにアクセスできない!」と
怒鳴っているところと重なる。
悲しみも重なる。。。。
はっ・・・・・。
遅いよ。基一・・・・・・。
実は、カオリも、実の父親である村雲に
赤ん坊を抱いてほしいのに、
それが出来ずに、手を洗いにいってしまう一瞬の態度の変化に
苛立ちと不安を抱いていた。
それでも村雲とカオリは海外へと姿を消そうとしていた。。。。
ああ・・・・。かわいそうだよ檜山基一が。。。・゚・(つД`)・゚・
あとさ。
やっぱ、斎藤工さんて、英語ペラペラな気がするんだよね。。。
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