【松岡圭祐「イリュージョン」最新版】
松岡圭祐の作品が好きなので、たぶん本屋で新刊で出たのを見つけて
「マジシャン最新版」と一緒に買ってたんだと思う。
そのまま寝かせてた^^;
というのも、「万能鑑定士」あたりから、ちょっと読み進まなくなってて何冊か松岡圭祐の作品が、
まったく読めなくなってしまってたから。
でも、久しぶりに手に取ったこの「イリュージョン」は面白かった~。
主人公の椎橋彬の話は、他の小説でも、たしか登場してたはず。
連載すればいいのに。って思ってたのも
すっかり忘れてしまってた。
だけど、椎橋にこんな裏設定があったとは知らなかった。
里見沙希と並んで天才マジシャン。
その沙希の話も、ちょっと挟まれてて二人の出会いも記されている。
両親に恵まれず中学生で家出をし、たった1つ自信のあるマジックを頼りに上京。
そこで見た万引きGメンの活躍を、自ら知識のあるマジックがヒントになり
万引き犯を簡単に見抜ける素質を持ってることを自覚した彬は、絶対に万引きGメンになる!と、
年齢を偽って警備保障会社に入社する。
そこから万引きGメンになるまで。
なってから。
危ない橋を渡りながらも、自分の自信におぼれていく彬の姿が、ハラハラしながらも応援したくなる。
そんな彼が、救われる道は。。。
やっぱり松岡圭祐の文章はすごい。
流れるように、情景が浮かぶように読める。
もしかしたら、私の波長がちょっとずれて合わない時期があっただけか?と、
読み進めなかった松岡圭祐の他の作品も見直さないとかも。。
そう思えるほど面白い小説だった。
「グァムの探偵」も途中まで読んでるんだけどね。。。
再挑戦するか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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