【「恋」 射殺されたのは斎藤工】

待てどくらせど斎藤工は出てこない。主要メンバーに入ってたんじゃなかったのか。
しかし、なんともカゲのある電気屋さん。
こんなイケメンでカゲのある電気屋いねーし!!
と、何かと、わけありなイケメン役の多いのが斎藤工という役者なのだ。
さて、ストーリーは。
強烈。
驚いたね。
小池真理子の直木賞受賞 作「恋」
読んでなくて、本当に良かった。
時は、昭和47年。浅間山荘事件のあった年らしい。
どういう経緯で片瀬(井浦新)の翻訳のバイトをすることになったのか
イマイチ、よく分らなかったんだけど。
まあ、呼ばれて、片瀬に会いにいった、女子大生の矢野布美子(石原さとみ)。
いやん、この二人のツーショット。
ネクストイノベーションじゃん!!
小栗旬が欲しいぞ!!
とか思いながらも、
まったく雰囲気の違う役柄をかもしだす二人。
さすがです。
片瀬は、妻の雛子(田中麗奈)を紹介するのだけど。
この女が、なんとも奇妙な女。
やけに、なれなれしくて。
すっかり、フミコのことを気に入った雛子は
「ふーちゃん!」と呼んで、夫婦と3人、
必要以上に、距離を縮めてくる。
この雛子。実は、とんでもない金持ちのお嬢で
財閥の娘だったのだ。
片瀬は、私生児で、駆け落ちして一緒になったと聞かされる。
しかし、雛子の行動が、あまりにも不審すぎる。
片瀬の教え子と、いちゃついたり、泊まってきたり。
それも、旦那公認。
夏には、軽井沢の別荘に行くのが恒例で
バイトもはかどるからと、フミコも一緒に行くことになると
今度は、その軽井沢の地には
夏になるたび、必ず会う男がいるのだという雛子。
16歳のときから、毎年、その男に抱かれるのだという。
驚いたことに、東京で一緒に食事をした、
レストランのオーナー副島(風間トオル)だったのだ。
これにも驚き。
それも、全部、夫婦公認。
ったく、金持ちってやつは、
ゲームのように、男遊びをする雛子。
それを笑顔で見送る旦那。
なんてヤツラだ!
と、違和感を感じながら、ひたすら斎藤工が出てくるのを待つわけです。
今日は、帰らない。と言って出てった雛子。
酔っ払って、片瀬に抱きかかえられて
別荘に戻ったフミコ。
すでに、片瀬からキスされたことのあったフミコは
片瀬のことを愛していたのでしょう。
再び、キスしてきた片瀬を、今度は、自分からも
求めていった、フミコ。。。。
そして、裸のまま目覚めたフミコが
階段を下りていくと、談笑している雛子と片瀬。
後ろめたさで、いっぱいのフミコに
なんと、雛子は「どうだった?
シンちゃんは、ステキだったって言ってたよ」
と、言い出したのだ(!)
これには、驚愕!!!仰天!!!!
なんつー夫婦なんだ。
でも、それでも良かったのだ。
この二人は、心が、お互いを求めて必要としている限り。
別荘を飛び出したフミコが、暗くなった夜道のバス停で
呆然と座っていたところに
通りがかったのが、大久保勝也(斎藤工)だった
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
しかも、優しげじゃなく、
とても冷たい。
「のらねーならいいよ。暗い中5キロ歩けば」
カンペキSキャラ。
どうして、そんなに冷たい顔してんの?
オドオドしてるフミコに、車に店の屋号が入ってるのに
ナンパなんかしねーよ!!と言う大久保。
フミコを別荘に送っていったことが縁で
別荘の電気が壊れていたのを、カレに直してもらおうということになり。
これがね、
片瀬シンちゃんの様子が、明らかにヘンなのよ。
いつもは、雛子が、男とイチャつこうが
何しようが、笑って取り合わないのに。
で、雛子のほうは、もっとヘン。
もう、勝也を見る目が、まったく違う。
奪われちゃったの
恋心。
本気で、惚れてしまったの。一目ぼれ。
まあ、分るわかる。斎藤工だもん。
それを察したのが、夫だったのだね。
私は、それとは別に、おお!井浦新さんと斎藤工
「チェイス」いらいの共演!!今回の役柄も二人の間にある「憎しみ」という感情。
いいね、いいね。
(ラジオでは裏話とかしてたのかな~)
すっかり、心を奪われた雛子は
勝也から離れられなくなり、
片瀬は、荒れ狂い、ついに雛子に手をあげてしまった。
逃げるように、雛子は、フミコのアパートへ逃げ込んでくるのだが
勝也と一緒になるという雛子。。。。
心配したフミコが片瀬の元へと向かい。
二人で、向かった先は、雛子と片瀬が駆け落ちして
最初に止まった旅館だった。
そして、片瀬は、重大な秘密を
フミコに告げるのだ。。。。。。。
いやだ。
そんな事って、あるのね。
ドラマだから?
小説だから?
あまりに、むごすぎる。
だからこそ、お互いのよりそう気持ちがある限り
一緒に暮らすために、「夫婦」という形は必要だったし
お互いの男女関係を公認するほどの気持ちにも
なれたのだ。。。。。
すべてを知ったフミコは
「あいつを、殺してやりたい」と言った片瀬の言葉を
忘れることが出来なかったのだね。
二人が一緒にいる軽井沢の別荘へ。
片瀬から教わった「鍵」を取り出すフミコ。
片瀬から教わったライフル銃の撃ち方。。。
いやー
見事な、撃たれっぷりでした。
腹に見事に受けた銃弾に倒れた斎藤工は
ピクピクしながらも、起き上がり、
口から、血を吐き
流血する腹を手でさわり、見て
「なんじゃこりゃあああああああ!!!!」
とは、言わず
「なにするんだよ!!!」
ここは
「なんじゃこりゃあああああああ!!!」と言ってほしかったぜ。
次に標的にしたのは、雛子。
それをかばいに間に入った片瀬。
撃ってしまった。。。。。。
15年の服役を終え、
ひっそり暮らしているフミコ(原田美枝子)を
一人のルポライター鳥飼三津彦(渡部篤郎)と出会い
末期がんで余命少なくなったと分ったときに、
鳥飼の本をすべて読み、
本当のことを話したい。と語りはじめた回想のドラマ。
最後に、二人になんとかフミコを会わせようとした
鳥飼のはからいには心熱くなったね。
素晴らしいドラマでした。
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