【チョン・ヘイン主演「DP」観了! 兵役という名の】

全6話。
1話あたり約40分という短めの作品だったので
とても見やすかった。
しかし、内容はヘビーだった。
兵役から除隊するまでに脱走する兵士って
そんなに多いのか。という驚きもあるけど、
脱走する兵士にも理由はさまざまで。
イジメに耐えきれず逃げ出すもの。
いびきがうるさいと、寝かせてもらえずに逃げ出すもの。
この役を演じたのは、「パンドラ」で連続殺人犯を演じたキム・ドンヨン。
怯えた表情が恐ろしさを倍増させていたので、よく覚えてる。
今回も出番は少なかったけど、すごく印象に残る役者さんだな、と思った。
DPの仕事も、ただ脱走兵を捕まえるだけではなく、
どんな気持ちで脱走したのか、
何が目的だったのか、どうしたかったのか。
脱走兵の気持ちになって考えることも必要で
その点は、ジュノ(チョン・ヘイン)が、とても優れていて
認知症になった祖母を救うために脱走した兵士の気持ちを知ったときの
ジュノとホユル(ク・ギョファン)は、素晴らしかった。
ジュノと最初に組んだ先輩がク・ギョファンなのかと思ったら
1話で、ジュノにボコボコに殴られて、
DP捜査の合間にカラオケに誘ったその先輩がクビになり
ボコボコにしたジュノはそのままDPに残り、次に組んだのが、ク・ギョファン(ホユル)だった。
このク・ギョファンが、とても良い味を出してた。
チョン・ヘインと、すごく良いコンビだった。
もっと、このコンビのDPを見ていたかったけれど、
5話から最終話に向けての脱走兵は、
まさかのDPのメンバー。
そのソックボンを演じたのは、チョ・ヒョンチョル。
この方、声聞いてすぐに「アルハンブラ宮殿の思い出」に出てた
ヒョンビンが無理難題なプログラムを、すぐに組み立ててた部下を
演じてた人だな~って分かった。
あのときは、とても小柄な人なのかと思ってたけど
実際183センチあるらしい。
今回は、このドラマのキーマンともいうべき人物。
本当に素晴らしかったです。
実際、兵役制度というのは日本にはないので
どこまでがフィクションで、どこまでが事実に近いのかは
まったく分からないけど。
先輩が偉そうに後輩をいじめる構図。
そして、後輩が先輩になり、後輩をいじめる構図は
学校とあまり変わりがなく、
もっと大人の世界でも、大佐と中佐との階級間でも
後輩に対しての愛情などなく、
また年上でも後輩であれば、毒づき、上には媚びへつらう。
どこにいっても、同じような関係性が絶え間なく続くという
皮肉が描かれている。
そして、ラストは手に汗握る展開。
やりすぎだけど、ああするしかないなっていう思いと
そこまでやったら、止められないよね、って納得感と
もうちょっと、どうにかしてよ、って思い。
これ16話くらいまであるドラマなら、最後の展開が終盤に描かれて
緊張感あって良かったかもしれないけど
6話と短いので、そこを最後に持ってきちゃうと
全部、その話だったかのようになっちゃって
ちょっと残念が気がしたかも。
でも、チョン・ヘインって、そんなにうまいな~って感じがことがなかったので
今回は、とても良かった。
セリフも、ボクサー姿も、アクションシーンも。
元ボクサーなのに、けっこうやられちゃうシーンも多いのがまた
プロじゃなかった感が出ててリアルだったし。
描かれた性格も、とても誠実で賢そうで良かった。
もっと見たかったな。
せめて10話くらい、ジュノとホユルの活躍が見たかった~
やっぱりソンソックとチョ・スンウそっくりだわ~
ね。。

「DP」





<キャスト>
チョン・ヘイン
ク・ギョファン
キム・ソンギュン
ソン・ソック
イ・ジュニョン
シン・スンホ
チョ・ヒョンチョル
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